「運転はまさか」に備えておくと安心です！
交通量の多い場所では次のことを頭に入れておぃてください。人間は間違いを犯す生き物であるということを。理由はさまざまですが、特に深夜はこれが起こりやすいので注意してください。
こちらが青信号だからといって、安心してはぃけません。どこかの無責任なドライバーが赤信号を無視して、突然目の前を横切らないとはかぎりません。ですから、たとえ信号が青でも交差点に入るときにはスローダウンし、必要があればとっさに避けたり、止まれる用意をいつも心がけてぃてください。
安全な運転とは、動作が滑らかで、常に物ごとを予測している運転と同義語です。これは混雑した道路で運転するときでもまったく変わりありません。
ただ単にボンヤリと運転するのではなく、常に何かあるかもしれないと予想しながら運転するのです。
たとえば、後ろのクルマから追突されやすいのは目の前で急に止まることですから、そうならないように注意しましょう。
それでも急ブレーキが必要なときは、次のようにすれば理想的です。まず、後ろのクルマが自分と同じように対処できるかどうかをミラーで確認してくださぃ。後ろのクルマが迫ってくるようだったら、とりあえずこちらが進路を変えて目の前の障害物を避けるか、あるいはできるだけそれに近づいて止まり、後ろのクルマがこちらに突っ込まないですむだけの余裕を与えてゃるのです。
見えないものを見る
とにかく、運転中は神経を集中することです。安全なドライバーであるためには、自分自身や同乗者、あるいは第二者への危険をいち早く見いだし、その芽を摘み取ってやらなければなりません。
目の前を歩行者が横断しそうなときは、直前の素振りから予知することができる場合もあります。停留所でバスを追い越すときは、降りた乗客が止まっているバスの前方から突然現れるかもしれず、注意が必要です。
道路脇にトラックが止まっていたら、歩行者がその陰に隠れて横断しようとしているのに気づかないかもしれません。そんなときはトラックの下半分に注意しましょう。 トラックは背が高いぶん、床下にすきまがありますから、もし人がいれば足が見えているはずなのです。
バスが停留所を離れようとウィンカーを出している場合、後続のクルマに対して優先権があると規定している国が大半です。けれども、本来それは法律以前の話で、バスが元の流れに戻れるようにしてあげるのは、ちょっとした親切そのものです。
太陽の方角がちょうど都合のよい向きだと、迫り来る危険を未然に知ることができたりします。たとえば、交差点自体の見通しは悪くても、前もってその影が映ることにより、クルマが近づいてくることがわかったりします。その意味で、夜間の運転は昼間よりむしろ安全かもしれません。相手がきちんとライトさえつけていれば、クルマが来る前からその存在がわかるからです。
生活道臨は最徐行して安全を確保する事
現在、日本の都市はおおむね自動車の交通に適合していますが、その一方では道幅がとても狭く、歩道すらないような旧態依然とした地域も少なからず残っています。これらの地域では乗用車やトラックはもちろんのこと、バィクも自転車も、そして歩行者までもがすべて同じ道路を利用しています。
そればかりか、交差点はたぃてぃ見通しが悪く、歩行者は道路脇にある店やレストラン、飲み屋などからいきなり道路に飛び出してくることも少なくありません。
このような道路では何があっても即座に止まれるよう、ゆっくりと運転しなければならないのは当然です。
道路を利用するひとりひとりが互いに協力的になり、杓子定規な道路規則などより他人に対する思いやりや良識が勝ってこそ、同じ道路の上でさまざまな乗り物や歩行者が安全でスムーズに共生できるようになるのです。
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